2026年2月12日、宇都宮市内にこれまでのコンビニの概念を根本から変えるような新拠点が産声をあげました。栃木県産木材を100%活用した「セブンイレブン宇都宮新町1丁目店」は、単なる買い物スポットの枠を超え、地域の資源が循環する“地産・地消”の象徴としてオープンしたのです。

コンビニの標準を塗り替える「オール栃木」の衝撃
セブンイレブンが今回、満を持して宇都宮市に誕生させたのは、構造材から内装に至るまで栃木県産の木材を100%使用した木造店舗です。このセブンイレブン宇都宮新町1丁目店は、今後の全国展開を見据えた「標準型店舗」の木造化に向けた実証第1号店という、極めて重要な役割を担っています。
栃木県が推進する「令和7(2025)年度“とちぎのいい木”非住宅建築物ウッドチェンジ事業」を巧みに活用しており、県産木材の利用拡大と脱炭素社会の実現を同時に目指すという、極めて志の高いプロジェクト。地域資源を使い、地域の環境を守る。そんな理想的なサイクルが、私たちが日常的に利用するセブンイレブンという形になって現れたわけです。
店内に一歩足を踏み入れれば広がる杉の香りと温もり
一般的なコンビニといえば、白を基調とした機能的で無機質な空間を想像するはず。ところが、このセブンイレブン宇都宮新町1丁目店は違います。内装には栃木県産の杉がふんだんに用いられており、一歩中に入れば木の優しい温もりに包まれる店舗空間が広がっているのです。

特に注目したいのが、レジ奥に広がるバックカウンターの壁面。緻密に配置された木材が、まるでお洒落なカフェやログハウスのような落ち着きを演出しています。

さらに、店内にそびえる柱にも栃木県産の木材が使用されています。これまでの店舗では隠されていた「構造」そのものが、ここではデザインの一部として機能しているのです。

買い物をしている最中に、ふと木の質感に触れられる。そんな体験ができるセブンイレブンは、全国を探しても今のところここだけ。利便性を損なうことなく、癒やしの要素をプラスした次世代の空間設計と言えるのではないでしょうか。

基礎から徹底!見えない場所にも「木」が眠る驚きの工法
今回の取り組みが「本気」であることは、目に見える場所だけではなく、地面の下の構造にも表れています。建設段階からのCO2削減を追求するため、なんと地盤改良の工程にまで県産木材が導入されているのです。

通常、地盤改良にはセメント系の工法が使われますが、ここでは県産木材(杉)を用いた「環境パイル工法」と呼ばれる木製杭工法を採用しました。建設から解体に至るまでのライフサイクル全体でCO2を削減しようという、徹底した環境配慮。まさに、建物の骨組みから杭の先まで、文字通り「100%栃木の木」でできているというわけです。
この工法の採用は、建築における環境負荷の低減を具現化するものであり、これからの建築のあり方に一石を投じるインパクトを持っています。見えない場所にまで地域への愛と環境への配慮が詰まっている事実に、思わず胸が熱くなります。
未来へつなぐ「森の国・木の街」への決意
セブンイレブンは、林野庁が募集する「『森の国・木の街』づくり宣言」にも参画。森林の恵みを次世代へ引き継ぐため、木材を「使う」ことの重要性を発信し続けています。

森林は「植えて、育てる」だけでなく、適切に「使う」ことで循環し、健康な状態を保つことができます。セブンイレブン宇都宮新町1丁目店のような取り組みが広がることで、日本の森林保全や地域経済の活性化に大きな光が差し込むはず。
単に便利な場所としてだけでなく、訪れることで地域貢献や環境保護に貢献できる。そんな新しい価値観を持ったセブンイレブンが、ここ宇都宮から全国へと広がっていくことを期待せずにはいられません。
店舗情報とアクセス
最新の環境技術と地域の温もりが融合した、今までにないセブンイレブン。宇都宮に立ち寄った際は、ぜひその木の香りを体感してみてください。
- 店舗名:セブンイレブン宇都宮新町1丁目店
- オープン日:2026年2月12日(木)
- 所在地:栃木県宇都宮市新町1丁目
- 特徴:栃木県産木材100%使用、環境パイル工法採用、ウッドチェンジ事業活用
木の温かみに溢れた店内で選ぶおにぎりやコーヒーは、いつもより少しだけ贅沢な気分にさせてくれるかもしれません。地域の皆さんと連携しながら、よりよい社会を目指すセブンイレブンの挑戦は、まだ始まったばかり。これからの展開からも目が離せません。
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